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康定情歌の故郷を行く2
INDEX
- 康定情歌の故郷を行く【康定の街と康定空港】
- 康定情歌の故郷を行く2【木格措その1】
- 康定情歌の故郷を行く3【木格措その2】
- 康定情歌の故郷を行く4【紅海子と峠の紅葉】
「木格措」(ムグツォ)は西蔵語で、漢語では“野人海”という。標高3,700mにある周囲7㎞の湖である。船に乗って対岸の紅海草原に渡った。左手には康定情歌から名前がつけられたのだろうか、小高い丘の溜溜山が見える。湖の水は紅海草原の背後に聳える女媧山の融雪水という。女媧山には雪が積もり、落葉した木々とまだ紅葉を保っている黄色い森、草原の紅い木々、絵のような美しい感動の風景がそこにあった
ここは貢嘎雪山を筆頭に中国西部、西蔵高原を南北に走る横断山脈に位置し、夏には草原に紅や黄色の花が咲き乱れて花の草原となる。湖のそばで土地の若者が羊の串を焼いていた。串を食べながら女媧山に登ることができるかと尋ねると、いいよとの言葉が返った。今度来た時にはぜひ女媧山を歩き、山の上から木格措を見たいと思った。