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白とブルーの神秘2
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- 白とブルーの神秘【白水台1】
- 白とブルーの神秘2【白水台2】
台地を見下ろす丘に登った。白い台地の中に赤い服を着た女性の姿があった。
赤と白とブルーそして紅葉、その見事なまでの色の取り合わせに感動する。
知らずに“ちょっと寄ってみようか”の気分で立ち寄った場所でこんな感動がある。
あらためて中国の自然の懐の深さを実感する。
台地を降りて麓の村に行った。近くで採れるのか村の人が朝鮮人参を売っていた。
途中で高山病で頭が痛くなった人がその夜、朝鮮人参を湯に入れて飲むと治ってしまった。村を歩くと、収穫を終えたとうもろこしが家々の軒下で色鮮やかに輝いていた。納西族には婚姻をめぐる独特の風習があるという。男性にお金がなかったり女性の親の同意が得られない場合に“納西搶姻”と言って搶は奪う、の意で略奪してしまう。先方の両親は怒り、相手の家に行き大声で怒る。そして女性が両親の前で自分の意思を言う。それも儀式めいた要素が多分にあり、たいていはそれで終息し婚姻が成立するという。逆に女性から相手の男性のもとに逃げる“走姻”、男性のもとに走っていく結婚もあるという。漢民族とはだいぶ風習が違ったようだ。