※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
四姑娘山、大峰を登る4
INDEX
- 四姑娘山、大峰を登る【長坪溝、枯樹灘】
- 四姑娘山、大峰を登る2【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ1】
- 四姑娘山、大峰を登る3【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ2】
- 四姑娘山、大峰を登る4【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ3】
- 四姑娘山、大峰を登る5【大峰山頂】
麓の村、四姑娘山鎮の海抜は3,150m、大本営のベースキャンプは4,379mで距離16㎞、高低差1,200mほどをおよそ10時間かけて歩いた。同行の李明君は体調を考え明日は登らずキャンプに残るという。曇り空は夜には大雨になり激しくテントを叩いた。四姑娘山に来る途中、党嶺の芦葫海に登り、四姑娘山での初日は麓の峡谷、長坪溝を6時間ほど歩き、二日目は16㎞の4千mの山道である。無理をした疲れと激しい雨の音で一睡もできず、眠らなければと思えば余計に目が冴える。山頂からの日の出が見たい、の思いと雨が止まずに明日の登山は中止かな、の思いが交互に頭を交錯する。しかし夜半に雨が止んで、結局一睡もせずに3時に起きて朝食を済ませ、真っ暗の登山道をガイド二人と共にキャンプを出発し、山頂までの約700mを登り始める。真っ暗で周囲は見えないが途中、壁が立ちはだかるようなかなり急な崖を登ってゆく。前に5千mの登りは経験しているので大丈夫と思っていたが、やはりこの日の登りは堪えた。足がなかなか進まず10歩~20歩を登っては一休みを繰り返しあえぎながら登る。