※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2
INDEX
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて【北京から河北路を内モンゴルへ】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2【奇岩の回廊(承徳近郊)】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて3【避暑山庄】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて4【普陀宗乗之廟】
- 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて5【普楽寺夕景】
北京の中心から北へ200~250㎞ほど行けば内モンゴルに至る。万里の長城を越え、複雑な地形の岩山の間を抜ければ、やがて内モンゴルの草原が広がる。内モンゴルの手前70㎞のところに清朝の夏の政府が置かれた承徳、避暑山庄がある。
承徳周辺には不思議な岩が多い。北京から承徳への道は奇岩の回廊のような感もある。承徳市街からも見ることができる磐錘(パンチュイ)峰は不思議な岩峰だった。一見、男性の象徴のように見える岩は、高さは38m、上部直径は15mある。直立不動、泰然自若で厳しい風雪に立ち向かう野武士の姿にも見えた。承徳から北京への帰路、不思議な岩があった。下から見上げると今にも落ちてきそうである。何で支えられてるのか、山を登り岩のそばに行ってみた。人の背丈の倍以上、高さ3m、周囲は6~7mはあるかと思える岩が絶妙なバランスで斜めになり、何かにひっかかっているように見える。トリックのようでもあり、自然の不思議を感じさせてくれる。承徳は唐山地震の地にも近い。地震にも耐えて何万年もの年月をこのような姿勢を保っているのだろうか。なんだか“ど根性岩”と名付けたいような岩だった。