北京、河北省・北京から河北路を内モンゴルへ 奇岩の回廊(承徳近郊) 避暑山庄 普陀宗乗之廟 普楽寺夕景の写真 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2-1

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清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2

北京、河北省

第27回-2

奇岩の回廊(承徳近郊)

INDEX

  1. 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて【北京から河北路を内モンゴルへ】
  2. 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて2【奇岩の回廊(承徳近郊)】
  3. 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて3【避暑山庄】
  4. 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて4【普陀宗乗之廟】
  5. 清朝四大皇帝、康熙帝ゆかりの地を訪ねて5【普楽寺夕景】

北京の中心から北へ200~250㎞ほど行けば内モンゴルに至る。万里の長城を越え、複雑な地形の岩山の間を抜ければ、やがて内モンゴルの草原が広がる。内モンゴルの手前70㎞のところに清朝の夏の政府が置かれた承徳、避暑山庄がある。
承徳周辺には不思議な岩が多い。北京から承徳への道は奇岩の回廊のような感もある。承徳市街からも見ることができる磐錘(パンチュイ)峰は不思議な岩峰だった。一見、男性の象徴のように見える岩は、高さは38m、上部直径は15mある。直立不動、泰然自若で厳しい風雪に立ち向かう野武士の姿にも見えた。承徳から北京への帰路、不思議な岩があった。下から見上げると今にも落ちてきそうである。何で支えられてるのか、山を登り岩のそばに行ってみた。人の背丈の倍以上、高さ3m、周囲は6~7mはあるかと思える岩が絶妙なバランスで斜めになり、何かにひっかかっているように見える。トリックのようでもあり、自然の不思議を感じさせてくれる。承徳は唐山地震の地にも近い。地震にも耐えて何万年もの年月をこのような姿勢を保っているのだろうか。なんだか“ど根性岩”と名付けたいような岩だった。

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旅案内

北京から国道111号を真っ直ぐ走ればすぐに万里長城が見えてくる。北京で万里の長城と言えば一般には八達嶺長城となるが北の慕田峪(ムテンユ)長城は観光客も少なくゆっくりと長城の雰囲気が味わえる。長城を歩いていると若い3人の日本人旅行者に出会った。彼らは初めて日本人に出会ったと感激していた。有名な観光地の万里の長城でさえ日本人観光客は激減している。なんとも寂しいかぎりで、今は長城で目立つのは西洋人になった。

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