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感涙のブルー3

四川省

第18回-3

五色海

INDEX

  1. 感涙のブルー【牛奶海と五色海への道】
  2. 感涙のブルー2【牛奶海】
  3. 感涙のブルー3【五色海】

牛奶海から五色海に向かう、チベット語で納卡措姆(ナカチュム)、山頂の海と呼ばれる五色海は牛奶海とは違う濃紺のブルーだった。五色海は四季で色が変わる七色の湖と言われる。牛奶海とは違った五色海のブルーも吸い込まれていくような深みがありすばらしい。空の色と深みを競っている。しばらく湖を見ながら休み、今度は五色海が真下に見える山の上に登りたくなり再び5,000mほどを目指して山を登った。山の上は風雪で砕かれ崩れた瓦礫と砂で覆われていた。五色海が小さく見えるところで休み、ふと右手を見ると牛奶海が小さな翡翠の宝石のようにポツンと見えている。二つの湖を独り占めして思わず感激して声をあげる。牛奶海の向こうに央邁勇の頂が真っ白に輝いていた。
牛奶海と五色海を見るには成都からではなく雲南省のシャングリラから上がってゆくこともできる。だがその車道はかなりの難所を行くことになる。しかしきっとその道も亜丁に入る秘境の道だろう。牛奶海と五色海を見ながらいつかまたここを訪れたいと思った。その時はシャングリラからの道を行こうと思う。

旅案内

中国でも日本でも山に登り誰にも聞かれずに一人大きな声で歌を歌うのが好きだ。今度の山は何を歌おうと考え曲を準備する。山に登る時のテーマソングである。五色海では谷村新司さんの「陽はまた昇る」だったろうか。そんな時どこにもない大舞台を独り占めにしている感覚になれる。そして自己満足、オタクの世界に浸る。牛奶海、五色海を見下ろす山では吹き付ける風と寒さでとてもそんな余裕はなかった。しかたなく「また会う日まで」と口ずさみながら山を下りる。

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