四川省・十明佛学院と白玉寺の写真 海抜5千mの仏教学院5-1

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海抜5千mの仏教学院5

四川省

第78回-5

金沙江を北に徳格へ

INDEX

  1. 海抜5千mの仏教学院【十明佛学院】
  2. 海抜5千mの仏教学院2【十明佛学院2】
  3. 海抜5千mの仏教学院3【十明佛学院3】
  4. 海抜5千mの仏教学院4【白玉寺】
  5. 海抜5千mの仏教学院5【金沙江を北に徳格へ】

十明佛学院や白玉寺に行くには、南の方から向かうと、四川省西部を流れる金沙江に沿い、国道215号を北に進む。金沙江は揚子江上流域の名称で、感動中国100の第45回で紹介している。金沙江は四川省を南に下り雲南省を流れ、やがて向きを変えて長江(揚子江)となる。金沙江が四川省とチベット自治区の境界になっている。途中、金沙江沿いの小さな村で小さな白塔が並び、傍にチベット仏教の祈りの紋様が描かれた陶板が何枚も置かれていた。

そのそばには小さな吊り橋があった。それを渡ればチベット自治区と思うとひたすら感慨が湧く。感慨に耽っていると若い女性が語りかけてきてくれた。街からその村に派遣された公務員だった。おそらく貧困対策、地域活性、村おこしのために派遣されてがんばっているのだろう。甘孜を通る“両条最美観大道”の一つ、国道318号を西に向かえばすぐにチベット自治区、さらに西に行くと林芝、海抜7782mの南迦巴瓦(ナンガパル)峰の麓の雅魯藏布(ヤルチャップ)大峡谷に出る。桃の花、杏子の花、梨の花が咲く季節に行きたいと願っている。中国語では、“盼望”(望む)いや“望穿秋水”、“望眼欲穿” (その日を待ち焦がれる)なのか。小さな吊り橋が“等着你”(待っているよ)と囁く声が聞えた。

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旅案内

白玉の街から国道318号の徳格までは75㎞。白玉と徳格、そして国道318号の東の甘孜を結ぶデルタ地域には、雀兒山や卓達拉山など5,000m~6,000mの景観の山々や新路海などの美しい湖がある。

四川省・十明佛学院と白玉寺周辺の略地図

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