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中国最美的小城4
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- 中国最美的小城【鳳凰1】
- 中国最美的小城2【鳳凰2】
- 中国最美的小城3【鳳凰3】
- 中国最美的小城4【鳳凰4】
朝早い古城街を歩いた。雨に濡れた石畳が古鎮の佇まいに趣を添えていた。石畳の両側にお酒やお茶、蜂蜜柚子茶、鴨肉や湘西燻製肉、臭豆腐、銀の装身具、民宿、お菓子の店が軒を連ねている。それらの店の看板を見ているとおもしろく楽しくなる。さすが漢字の国である。どの店の看板も趣向をこらして達筆で、競うように書かれている。お酒の店の酒の文字は桃色でほろ酔い気分を感じさせる。苗族の家庭料理の店には“苗家絶味”と書かれていた。「絶」の一文字で美味しいのがわかる。“包猪婆”はおばあさんが豚肉の揚げ物を売るのだろうか。“清晨陽光”とあった。すがすがしい朝の陽光かな。はて何を売っているのか。“吉尼斯”はギネス、どんな珍しいものを売るのか。“牛牛的牛”。牛には頑固の意味もあり、どんな頑固な牛の肉か。それとも店の親父が頑固なのか。それとも牛の中の牛なのか。“中葯枕”は漢方薬の枕か。“鼓動奇跡”、民族楽器の鼓を売る店だ。看板が競いながら古鎮を表現している。看板めぐりをしているだけで時の経つのも忘れてしまいそうだ。