※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
中国最美的小城2
INDEX
- 中国最美的小城【鳳凰1】
- 中国最美的小城2【鳳凰2】
- 中国最美的小城3【鳳凰3】
- 中国最美的小城4【鳳凰4】
鳳凰で“叫花鶏”(ジャオファチ)を食べた。鶏の羽を毟り、内臓を出してお腹にシイタケや玉葱、生姜などを入れて白酒や黄酒、荷叶(ホイ)という蓮の葉を乾燥させたものや八角などの香料、醤油、塩などで肉に味をつける。そして頭や足がついた鶏を丸ごと、赤土を白酒などでこねて粘土状にした土で塗りかためて包み完全に密封する。そうすると密封効果で保存食にもなるようだ。湘西で暮らす人に聞くと子供の頃には土の中にいろんなものを入れて保存して食べたという。時間をおいてまるく土にくるまれた鶏を火にあぶり煙で蒸すように時間をかけて焼く。焼きあがれば土を取り、鶏を取り出して、肉をむしりながら食べる。味がしみとおりしかも肉が柔らかく絶品である。もとは江蘇省の常熟の伝統名菜であるがこの湘西でも有名な料理である。河畔で食べた“叫花鶏”にはまた格段の趣があった。
そして朝は米の豆腐を食べた。これもきぬこし豆腐に寒天を混ぜたような独特な味と食感だった。古城街の中心をながれる沱江にかかる石橋の上に民族衣装を着て銀の髪飾りをつけた観光客の若い女性が写真をとっていた。