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神々の山2
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- 神々の山【仙乃日1】
- 神々の山2【仙乃日2】
亜丁村は海抜3,800mにある。村にある冲古寺には古くから伝わる伝説がある。亜丁村に住む農家の女児、曲珍は毎日、白い母牛の世話をして牧場に連れていった。しかし母牛が家に戻らず探すと牛は山の洞窟に入っていった。洞窟の中を覘くと一人の修行僧がいた。僧は自分がここにいることは誰にも言わないで欲しいと曲珍に頼んだが、いつかそれは村人が知るところとなり、村人は僧のためにお寺を建てた。しかし山を削ってお寺を建てたことで山の神が怒り、村に疫病が蔓延したが、僧が祈りを捧げて疫病が止んだ。僧は亡くなったが村人は感謝し、寺に墓をつくりそれが冲古寺の由来になった。仙乃日を眺めていると日本人の若い男女に出会った。最近は中国を旅していても日本人に出会うことも少なくなった。新疆などは一頃多数の日本人が旅行をしたがそれも非常に少なくなっている。秘境の亜丁で日本人と思うとうれしくなりしばらく話をした。彼らは世界で一番高い標高にある空港、亜丁空港からそのまま亜丁に入り、昨日まで高山病で苦しかったと話していた。
彼らも日本に戻り、このすばらしい亜丁の自然を多くの人に語ることだろう。