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四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる10
INDEX
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる【双橋溝1】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる2【双橋溝2】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる3【双橋溝3】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる4【双橋溝4】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる5【海子溝1】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる6【海子溝2】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる7【海子溝3】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる8【中路蔵寨1】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる9【中路蔵寨2】
- 四姑娘山(スクニャン山)の渓谷を歩き中路蔵寨を訪ねる10【中路蔵寨3】
中路蔵寨は人口3,600人ほどの村。中路はチベット語で「神と人が共に仰ぎ見る理想の境地」の意。感動中国100第21回の丹巴蔵寨でも紹介したように蔵族(チベット族)や羌族(チャン族)の村には見張り台や烽火台として使われた高い塔が建っている。中路蔵寨には88の塔が残る。一番高い塔は高さ60m。塔の中に入ると、高さ2~3mほどで、階がつくられ、塔の2階に昇るには丸太を刻んだ階段を昇るようになっている。手すりもなく、丸太をしっかり持って昇らないと昇ることはできない。何かの非常時には家族が上層階に上がった後、丸太を上に上げて後から昇る敵を防いだのだろう。
塔に近い部屋には大きな豚肉が天井から吊るされ、石と泥で固められた建物は食品の保存にも適していたのだろう。村の家の壁は白で、一部に褐色の紋様があり、天人合一の理想を表現しているという。