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四姑娘山、大峰を登る5

四川省

第39回-5

大峰山頂

INDEX

  1. 四姑娘山、大峰を登る【長坪溝、枯樹灘】
  2. 四姑娘山、大峰を登る2【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ1】
  3. 四姑娘山、大峰を登る3【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ2】
  4. 四姑娘山、大峰を登る4【四姑娘山鎮から大本営ベースキャンプへ3】
  5. 四姑娘山、大峰を登る5【大峰山頂】

かなり急な道を登っていると思いながらも自分の足元しか見えず、やっとの思いで頂上直下の4,900m地点にたどりついた。頂上で日の出と思ったがあいにく雲で覆われていた。あと100mと思ったが、その100mの足が重い。どうしようかと頂上を見上げながらしばらく考えたが、登頂を断念して引き返えすことにした。四姑娘山のお姉さんの山、大峰はキャンプから頂上まで、草木も無い、ガレ場の荒々しい山だった。山頂からすぐに氷河が削ったと思われるカールが広がり、その向こうに雲海が広がっていた。前を歩くガイドの姿が稜線に見える。まるで孤高の人のように雲を背に浮かんでいる。4姉妹の末っ子、海抜6,250mの四峰は雲におおわれたまま、ついに姿を見せなかった。四姑娘山への初めての登山で、身近に私の姿を見ようなんて、なんという思いあがり!とすまし顔で語りかけられているようだった。今度はどこかで6千mに挑戦しよう。そう思いながら口惜しさを置いて山を下りた。だが、年年歳歳“山”相い似たり、歳歳年年“我”同じからずで、果たして次の挑戦の機会は巡って来るのだろうか。

旅案内

四姑娘山鎮を東に向かえばパンダの里の臥龍を通る。そしてさらに成都への道を進むと汶川(ウンチェン)に出る。汶川は2008年の四川地震の震源地で四川地震は“汶川大地震”とも言う。その汶川に震災当時多数の先生と生徒が犠牲になった中学校の倒壊した校舎が当時のままの姿で地震遺跡として残されている。倒れた校舎を前に祈りを捧げる人の姿が印象的だった。このあたりは頻繁に地震もあり、土砂崩れで道路の通行止めもよく起きる。

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