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高山を仰ぐ壮大なドラマ2

四川省

第15回-2

貢嗄(コンガ)山と海螺(ハイロウ)溝2

INDEX

  1. 高山を仰ぐ壮大なドラマ【貢嗄(コンガ)山と海螺(ハイロウ)溝1】
  2. 高山を仰ぐ壮大なドラマ2【貢嗄(コンガ)山と海螺(ハイロウ)溝2】

貢嘎(コンガ)山はチベット語で“最高の雪山”の意。その東斜面にある海螺溝は中国最大の森林氷河である。海螺溝にある最も大きな氷河は長さ13㎞、面積は24㎢で、氷河が位置する最も低い海抜は2,950mである。海螺溝の周辺は世界的にも最大級の高低差のある地域で貢嘎山の周辺60㎞の高低差は6,500mもある。海螺溝の谷には大きな氷河がいまにも押し寄せてきそうに迫っている。そして谷は長い年月をかけて氷河により削られたカールが壁をつくり下流にむかっている。
氷河を歩いていると中が青みを帯び、パックリ口を開けた氷の割れ目があった。まるで大きな生き物がぱっくりと口を開けているようだった。短い氷の橋があった。きっと地球の温暖化でこの氷河も後退しているだろう。この氷の橋はあと何年持つのだろうかと思いながら氷の橋をわたった。小さな氷の橋だったが、初めての体験でまさに“薄氷を踏む”いや“渡る”である。

旅案内

日本では氷河だが、中国では氷河は氷川と言う。中国では流れる川には河、または江を使う。長江(揚子江)、珠江、黄河である。江と河は大河で小さな川は小河となる。中部や南方では江を使い、北方では河を使うようでもある。長江も黄河もその源流域は青藏高原の唐古拉山、雅拉達澤峰付近で比較的近い。長江も黄河も人間に例えると生まれた時は同じ乳を飲み産湯を使った兄弟なのかも知れない。

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