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トゥバ族と哈薩克(カザフ)族の浄土3

新疆ウィグル自治区

第11回-3

喀納斯(カナス)禾木村3

INDEX

  1. トゥバ族と哈薩克(カザフ)族の浄土【喀納斯(カナス)禾木村1】
  2. トゥバ族と哈薩克(カザフ)族の浄土2【喀納斯(カナス)禾木村2】
  3. トゥバ族と哈薩克(カザフ)族の浄土3【喀納斯(カナス)禾木村3】

禾木(フム)とは漢字のノギの意、穀物の穂が垂れ下がっている様を言う。禾木村は穂が豊かに実る村。あるいは1年の半分近くは雪に閉ざされ、人々はたわわに実る麦の穂を願いその名をつけたのだろうか。禾木村は喀納斯河と禾木河が合流する海抜1,100m~2,300mの禾木草原にある。禾木を取り巻く山には高山に住む大きな馬鹿、赤鹿とも呼ばれる鹿が生息し、アルプスの山にいる大ネズミのようなマーモットもいる。モンゴルではマーモットを食用にすると言うが、四川省の西蔵(チベット)族にとってマーモットは神の子で神聖な動物とされている。またチベットや青海省に生息する3千~6千mの高地に生息するライチョウのような雪鶏が生息する。近くの山に登れば草原にブルーの布でリボンを編んだような大きな花が咲いていた。ケシの花だろうか。開いた花と固く閉じている花。どちらも強い個性を主張しているようだった。美しい花には毒があるのだろうか。朝早く村を見下ろす台地に登れば森には霧がたちこめ幻想的な風景が見られた。
真冬の朝には雪化粧の村の家々から煙がたなびく風景を見ることができる。

旅案内

喀納斯禾木村には蒙古系の圖瓦(トゥバ)族と哈薩克(カザフ)族が暮らしている。カナスに暮らすトゥバ族はジンギスカンの西方遠征時にこの地に残った遊牧民族でトゥバ語を話す。“都波人”とも呼ばれ隋、唐の時代には“都播”と呼ばれた。カナスには3千人ほどのトゥバ人が原木の丸太を積み上げた家に暮らしている。冬の朝、トゥバ人の家々から立ち昇る煙は喀納斯禾木村の象徴的風景である。

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