感動中国100 記事一覧
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第4回
白とブルーの神秘白水台
白水台は静寂の中で純白とブルーが光り輝く夢のような場所だった。その背後には雪山が聳え、そこは納西(ナシ)族の聖地である。神が残した“仙人遺田”と言い伝えられ、中国でも最大の“泉水台地”と言われている。高台から見下ろした白水台は神に祈りを捧げる聖なる舞台である。虎跳峡からシャングリラに向かう予定を変更し白水台を訪れたが、実は見えない何かに導かれて白水台を訪れたのかも知れない。
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第3回
天空の路を行く虎跳峡と神河橋/哈巴(ハバ)雪山と玉龍雪山
広州から朝一番の飛行機で麗江に行った。麗江から真っ直ぐ国道を行けば香格里拉まではおよそ120㎞ほどだが、虎跳峡や白水台に寄るため曲がりくねった山道を走った。 しかしその道は雪と紅葉の玉龍雪山や哈巴(ハバ)雪山を見ながらの感動の道だった。虎跳峡や白水台でゆっくり時間をとったためか香格里拉には夜の9時頃に着いた。
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第2回
カルスト地形の桃源郷を訪ねて荔波茂蘭(リブモラン)
カルスト地形の三角錐の山々の向こうにはきっと桃源郷があるのだろう。広西自治区や貴州省を旅する時、いつもそう思った。念願が叶って三角錐の山の頂に登った。麓を見ると山を縫うように小道がどこまでも続き、村の棚田が黄金に輝いていた。そこは水族、瑶(ヤオ)族、依(イ)族が静かに暮らす桃源郷だった。
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第1回
月と太陽のドラマ輝謄錫勒草原/庫布齊砂漠
内モンゴルは多彩な土地である。大草原、広大な砂漠、中国の森林面積の12%を占める緑の森。大草原では太陽と月のドラマも見ることができる。草原が赤く燃え陽が沈むと、月が草原を青白く照らす。月が沈むと東の空が明るくなり、空は神秘的な群青色に変わる。電力風車を赤く染めながら太陽が昇ると草原が輝き始める。