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万山の祖と三江源4
INDEX
- 万山の祖と三江源【崑崙山】
- 万山の祖と三江源2【崑崙山口(峠)、可可西里】
- 万山の祖と三江源3【玉珠峰】
- 万山の祖と三江源4【青蔵高原の花】
- 万山の祖と三江源5【崑崙山瑶池(ヤオチ)への峡谷】
玉珠峰氷河に向かう途中に美しい苔と小さな美しい花が咲いていた。苔の中に白と紅の小さな花が咲き、苔と花が共生しているようにも見える。それとも苔のように見えるのが葉なのだろうか。無人地帯の可可西里、そこに聳える荒涼とした山に綺麗な苔があり、可憐な花が咲き感動した。
少し調べてみたら、小さな桜のような花は「墊状点地梅」とあった。まだらな敷物状の葉の中に咲く梅なのだろうか。梅科の植物のようである。
紫の花はチベットの標高4,500m~5,200mに育つ鎌形棘豆(oxytropis falcata bunge)、甘粛や新疆、四川の山でも見られるというマメ科の植物。白い花は標高3,800m~5,000mに育つ裂叶独活(heracleum millefolium diels)、別名チベットトウキというそうである。他には菱叶大黄、チベットゼニゴケなど。