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客家(はっか)の故郷5
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承啓楼は福建省龍岩市永定区高頭鎮にあり、「土楼王」と呼ばれる。
円形の土楼で4階建て、円の直径は73m、敷地面積は5,300㎡あり、四百を超える部屋がある。明の崇禎年間の建築で300年以上の歴史がある。最盛期 800人が暮らしたと言われている。入口を入ると、中庭広場にさらに幾重もの円形小路があり、小路と小路の間に瓦葺、土壁の建物がある。まるで土楼の円に囲まれた庭に、円形横丁があるようなそんな土楼だった。この土楼を真上から見れば、円の中に円があり、建築物としての美しさに魅了される。
土楼の円は、円く穏やか、人と自然の調和を表現し建てられたのだろうか。
周囲の山の上から承启楼を見た。建物は自然に溶け込み、自然の一部のような風景だった。遠くに福建省の村の棚田が見えた。