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巴顔喀拉(パヤカラ)山脈の神界トレッキング
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どこかで西蔵仏教の何人かの僧侶があずき色のラマ服を着て、湖の畔を歩く写真を見た。湖の向こうには不思議な存在感がある雪の岩山と花と緑の草原が映っていた。まるで来世の仏の世界を表わしたような写真で、地名には年保玉則(nianbaoyuze)とあった。どこにあるのかと調べると青海省で、甘粛省の蘭州から入るのが近い。だがそれでもかなりの距離がある。いつか行きたいと夢に描いていた。そして四川省の阿壩藏族羌(チャン)族自治州に行くなら青海省にも入り年保玉則に行こうと思った。だが、年保玉則は現在、環境保護のため立ち入り禁止区域になっている。年保玉則と同じ巴顔喀拉(パヤンカラ)山脈の四川省側の連宝叶則(lianbaoyeze)なら開放されていて行くことができるということで、連宝叶則に向かった。景区に入りしばらく車で走ると正面に不思議な存在感がある岩山が見えてきた。異次元の別世界、まるで来世の仏の世界に足を踏み入れるような不思議な感覚になる。