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湘西文化が伝わる歴史の街
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- 湘西文化が伝わる歴史の街【黔陽古城と洪江古商城】
鳳凰から懐化(ハイファ)を過ぎ、その南に黔陽古城がある。漢の時代から二千二百年続き、湘西(湖南省西部)の歴史文化を伝える名城で、唐、明、清の時代の役所や商人の建物が残る。
さらに黔陽古城の南、沅(ヤン)江と巫(ウ)江の合流するところには洪(ホン)江古商城がある。明、清の時代に栄えた洪江商人の古商城で、洪江特産の桐油の商人の建物や新聞社や劇場、遊郭、清朝政府の徴税管理の役所「厘金局」などの風情のある建物が残る。洪江は滇(テン、雲南省)、黔(ケン、貴州省)、桂(クイ、広西チワン族自治区)、湘(シャン、湖南省)、蜀(シュ、ショク、四川省)の五省の物資集散地だった。多くの物資が沅江の豊かな水により洪江に集められた。沅江は貴州省から湖南省を北東にながれ洞庭湖となりさらに長江(揚子江)となる。湘西地方は長寿の地で、地元の人の話では、洪江の人は毎日、夕食後に散歩をするという。夕刻、洪江市内を流れる沅江にかかる大橋を、夕食を終えた人々がたくさん散歩していた。張家界から洪江への道は古城街道だった。