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山を彩る金色の絨毯3

広西壮族自治区

第41回-3

龍脊棚田3

INDEX

  1. 山を彩る金色の絨毯【龍脊棚田1】
  2. 山を彩る金色の絨毯2【龍脊棚田2】
  3. 山を彩る金色の絨毯3【龍脊棚田3】

中国は長江(揚子江)の南は稲作文化の地。小学生の頃、教科書で習った“南船北馬”の言葉を思い出す。南は米、北は小麦の文化である。だから南の雲南省の麺は米粉のビーフンで、湖南省には米の豆腐もある。だから棚田(中国では梯田)のほとんどは長江の南の山岳地帯にある。龍脊棚田の他に有名な棚田は雲南省の哈尼(ハニ)族が暮らす紅河元陽哈尼棚田(元陽棚田)で1300年間変わらない山水田園風景の棚田である。哈尼族はミャンマーやタイにも居住し、有名な発酵茶の普洱(プアール)茶を栽培する。また湖南省の紫鵲界(ジチュチェ)棚田は世界灌漑遺産で南方の稲作文化と苗瑶山地の狩猟文化が融合した棚田である。
さらに江西や福建、貴州省で多く棚田を見ることができる。そして中国南方からさらにベトナムやフィリピンにも棚田は多く見られる。その日、龍脊棚田の朝は雲に覆われていた。日が昇ると霧が流れて黄金の棚田が姿を現し始めた。山肌を縫うように曲がりくねってどこまでも続く棚田。だから龍の背と名付けられたのだろうか。

旅案内

麓の村で民芸品を買った。1つ5元(80円)、10元(160円)ほど。さすが中国で支付宝(ツフポ)でスマホでの支払いでもいいよと店番のおじいさんが言う。中国の友達は“最近よく出かけるときに財布を忘れるがスマホがなければ外に出られない”というが、こんな田舎の少数民族の村にまでネット決済が入り込んでいる。おじいさんにスマホか現金かどちらがいいのと聞くと、すかさず現金がいいよと答えが返った。村で現金が少なくなり、何かの時にはやはり困るのだろう。

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