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千年の古鎮と奇岩2

湖南省

第23回-2

紅石林

INDEX

  1. 千年の古鎮と奇岩【芙蓉鎮】
  2. 千年の古鎮と奇岩2【紅石林】

湖南省の西部地方を湘西という。武陵源から南に芙蓉鎮や鳳凰などの古鎮、古城が多い。三国時代初期は蜀に属し、後期は呉に属した。隋や唐の時代は黔中道と呼ばれた。黔は現在の貴州省のあたりである。土家族や苗族などの少数民族が暮らし、土家族苗族自治州がある。湘西には“巫難(ウナン)文化“と呼ぶ神奇な伝説が伝わる。巫難なので巫女による霊的な祈祷で邪を払う伝統文化なのだろうか。
その中の“三大邪”は、亡くなった人を動かす霊術の“赶尸”(カンシ)、毒虫を身体に放つ“放蠱”(ファンシ)、若い未婚女性が飲まず食わずに幾日も洞窟で過ごす“落花洞女”である。“落花洞女”伝説は舞台劇にも登場する。これらの苗族伝説が湘西を神秘的な土地とする原因にもなっている。今も苗族により“三大邪”伝説から受け継がれている。
芙蓉鎮の近くに希少な4~5億年前のオルドビス期の地殻変動でできた炭酸ナトリウムの紅色岩でできた紅石林という岩石公園がある。公園を歩いていると深海の岩場を泳いでいるような不思議な風景が見られる。

旅案内

紅石林は湘西の紅石林だけでなく湖北、貴州、重慶にも分布し、ことに武陵山周辺に多い。土家族の若い男女は毎年3月3日、7月7日に紅石林で5億年前の海底世界の伝説に因んで民族衣装を着て銀の髪飾りで装い踊り歌う。紅石林を愛情の聖地とし、お互いの顔に泥を塗り合う伝統儀式が行われる。湘西紅石林ではフランスから音楽家を招き中国、フランス合同の“月光音楽祭”も行われる。

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