※このページに掲載した写真は個人利用に限り自由にご利用いただけます。
著作権について
胡楊林を染めるタリムの夕陽4
INDEX
- 胡楊林を染めるタリムの夕陽【塔里木(タリム)盆地その1】
- 胡楊林を染めるタリムの夕陽2【塔里木(タリム)盆地その2】
- 胡楊林を染めるタリムの夕陽3【塔里木(タリム)盆地その3】
- 胡楊林を染めるタリムの夕陽4【塔里木(タリム)盆地その4】
- 胡楊林を染めるタリムの夕陽5【塔里木(タリム)盆地その5】
国道314号は塔里木盆地の北辺を天山に沿い走っている。314号を北に進めば緑が増え雪山が見える。南に行けば砂漠が広がる。なんともロマンを感じる道である。砂漠の中にも雪解け水がながれ、塔里木盆地は果物が美味しい。トルファンや庫爾勒(コルラ)のブドウ、阿克蘇(アクス)のリンゴ、阿圖什(アトシュ)のハミウリなど。
カシュガルに戻るために国道314号を走った。進行方向右手に何種類もの絵具を塗り付けたような岩山が続く。茶色、薄茶、緑、グレー、それが縞のように断層を形成し延々と続いている。観光案内や地図でその地を調べても案内はない。新疆から甘粛省にかけては五彩灘や五彩山と呼ばれる虹のような岩肌の山が多い。新疆は鉱物資源が豊かな地で石油や天然ガスの埋蔵量も多い。ジュラ紀、白亜紀の砂岩や石灰岩に含まれる雲母や石膏、鉛、亜鉛、鉄分などが影響しているのだろうか。国道314号はそんな風景が延々と続き車窓からの風景に飽きない。