感動中国100 記事一覧
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第76回
亞丁転山亞丁
波用措(湖)の向こうに見えた峠に登ると、もう一つの神山、海抜6032mの仙乃日が見えた。峠からは央邁勇と仙乃日が並んで見える。二つの神山が仲良く並ぶ感動の風景である。 亞丁(yading)村に向かい降りて行くと仙乃日がさらに大きく見えてくる。 冲古寺がある景区玄関口に近づき、ガイドのニィモさんと別れることになった。馬を連れたガイドは景区内への立ち入りが禁止されている。
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第75回
木里(muli)王国(ジョセフ・ロックの足跡を訪ねて)木里(muli)
木里(muli)は木里王国とも呼ばれ、四川省涼山彝(yi)族自治州木里藏族自治県にある。周囲は海抜4000m以上の900峰の雪山に囲まれ白水河が流れる、まさに香格里拉(シャングリラ)の神秘の地である。木里県には彝族、漢族、蒙古族、納西族など21の民族が暮らし人口およそ12万人である。
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第74回
世界の屋根と氷河パミール高原・パンロン古道・ムスタク氷河
慕士塔格(ムスタク)氷河は標高7546mの慕士塔格(ムスタク)峰にある。氷河の先端があるところは、平均海抜は4700~5000mほどで、景区玄関から専用車で氷河の下にいく。そこから30分~40分ほど歩いて登れば氷河の先端に行ける。馬もあり高山の登りなのできつい人は馬で行くこともできる。
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第73回
パミールの宝石白沙湖・カラクリ湖
パミール高原に向かう途中、喀拉庫勒(カラクリ)湖を通る。カラクリ湖は学生時代に地理で習ったような記憶がある。途中で出会った上海から来たという日本人女性に目的地を聞くとカラクリ湖だと言う。そのカラクリ湖の手前、国道314号を走っているといきなり美しい湖が眼に飛び込んできた。
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第72回
炎熱の谷から緑の天山へ庫車峡谷、天山托木尓峡谷
灼熱の砂漠を車で走り、砂丘が続く風景を見ていると緑が恋しくなった。 雪の天山、その最高峰の標高7,443mの托木尓(トムール)峰を見たいと思い阿克蘇の西北、温宿から天山に向かった。そこは前日までの砂漠の風景が嘘のように雪山と菜の花、緑の峡谷で、山の牧場では羊や牛が草を食んでいた。
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第71回
茫茫沙漠(果てなき砂漠)タクラマカン砂漠
全く樹木の無い砂ばかりの砂漠を想像していたが、ところどころに細い木が生えていた。地下水を吸収して命を維持し、地上に出ている幹の数十~数百倍の長さの根を砂丘の下に伸ばし地下の水を吸収しているという。厳しい環境に耐えて命をつなぎ、砂丘に美しい影を映している樹木の姿に深い感動を覚える。
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第70回
胡楊林を染めるタリムの夕陽塔里木(タリム)盆地
塔里木(タリム)盆地は新疆南部にある中国最大の内陸盆地である。北の天山山脈とパミール高原から南西に連なるカラコルム山脈、南の崑崙(コンロン)山脈、南東に連なる阿爾金(アルチン)山脈に囲まれた広大な盆地である。南北の最も広いところの距離は520㎞ほど、東西は1400㎞で、面積40万平方キロの盆地である。
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第69回
シルクロードの真珠喀什(カシュガル)
珠海から南新疆に向かった。飛行機は重慶と烏魯木斉(ウルムチ)で乗り換え、南新疆の喀什(カシュガル)空港に着いたのは夜10時を過ぎていた。ウルムチで飛行機の待ち時間を利用し、新しくできた新疆博物館に行った。博物館がある公園には図書館などの建物もあり、中央にユニークなデザインの建物があった。
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第68回
貢嘎崇拝冷嘎措、楽山大仏
貢嘎山鎮を過ぎ冷嘎措(ロンガツォ)の麓に着いた。冷嘎措は麓の村から歩いて山道を2時間ほど登るが夕刻近くになり時間もなく、馬で登ることにした。冷嘎措は海抜4530mにある小さな湖である。措はチベット語で湖を表す。馬で40分ほど登ると正面に貢嘎山が見えてきた。