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カルスト峰の林と古銀杏の村、大瀑布6
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貴州省の万峰林から茘波(リ-ポ)に向かう途中、道路は広西壮族自治区の南丹県に入り、歌婭思谷という白いズボンを身につけることで有名な瑶民族の村を通る。その近くには千の瑶寨(千戸の瑶族の村)と呼ぶ建て替え移住した朶努社区という村があり、 1114戸、6014人が新しい住宅で暮らしている。
瑶族は中国最古の民族の一つで、長寿の民族としても知られる。中国には330万人ほどの瑶族がいて主に広西壮族自治区、湖南省、雲南省、貴州省、江西省に住む。白褲(白いズボン)の瑶族は瑶族の一民族で、男性は白いズボンをはき、女性は裾に紅い筋、黒い何本かの線のあるプリーツスカートをはき、頭には白いリボンのある黒い帽子をかぶる。スカートは赤い線も入り、ブルーに染めて何本かの横線のあるカラフルなスカートもある。
焼き畑農業を営み、自給自足でかつては高床式の家に居住していた。母系社会の地で、恋愛は女性が主導権を持ち、女性が男性を追いかけて選び、男性を支配するが、結婚後は夫に従うという。瑶族にとって死は生よりも偉大で、葬儀は盛大、死後は簡易に埋葬し、秋の実りのあと盛大に葬儀を営むという。特産には脂肪が少なく栄養価が高い瑶鶏や麻鶏スープがある。
角笛や青銅太鼓の音楽文化を持つ民族である。村の小学校は驚くような立派な校舎だった。