感動中国100 記事一覧
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第85回
近代史路地裏散歩厦門(アモイ)と鼓浪嶼(クランユ)
鼓浪嶼(クランユ)には巨大な岩山の日光岩(サンライトロック)がある。通称、雁仔山。海抜100mほどで鼓浪嶼では最も高い場所である。二つの大きな岩でできた岩山である。 岩山に登れば島が一望できる。赤い屋根の家が島一面に見え、地中海の海岸を見ているような景色である。
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第84回
客家(はっか)の故郷福建土楼
土楼の多くは「客家」(クジャ、はっか)により建てられたので、客家土建築とも言われる。「客家」とは、地元住民でも、また単なる部外者の客人でもない、他地域からの移住者。定住地を持たないため「客家」の名がつけられ、主に唐から北宋時代にかけ黄河流域の中原から南方に移住した人を「客家」と言う。
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第83回
冬の恋情その3哈爾濱
哈爾濱市の道里区ソフィア広場のセントソフィア大教会は1907年に建築が始まった哈爾濱のシンボルのような建物である。1907年は中国では清の光緒帝33年の時代。元はロシア商人の資金で、ロシア兵が中東鉄道建設時に建てた教会。二度再建されている。高さ52mあり、2千人が収容できる大教会である。鐘楼には7つの金が7色の音を奏でる。現在は哈爾濱市の建築芸術館として一般公開されている。
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第82回
冬の恋情その2牡丹江横道河子
ロシア建築の教会は中東鉄道博物館になっていた。黒と水色の美しい建築で丘の上にありひときわ目立つ。中東鉄道建設時の資料、写真がたくさん展示されている。 旧満州時代に使われていた日本語の本や地図が展示されていた。1938年の本、「東満の都市 牡丹江案内」「躍進牡丹江と其周辺」の題名の本があった。
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第81回
冬の恋情その1吉林霧淞島
偶然だが霧淞島で泊まった旅館のご主人、李さんのお父さん、李柔靭氏は中国撮影家協会及び世界華人撮影学会会員で元吉林市撮影家協会副主席。美しい霧淞島の写真を撮り続け、李氏が撮影した霧氷写真集が中国撮影出版社から出版されている。出会いの記念に1冊プレゼントしていただいた。また感動中国100で李柔靭氏が撮影した霧淞島の霧氷の紹介をしているので、その美しい写真もぜひご覧いただきたい。
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第80回
景観国道317号を行く国道317号を成都へ
新路海から甘孜(ガンチェ)や馬尓康(マルカン)方面に向かう国道317号を行く。道の右側にはずっと雪山が続いている。このあたりは沙魯里山系、大雪山系など総称して横断山脈と呼ばれる山々が続く。その横断山脈の山なのか。山から水蒸気が上がり太陽と霧、雲と雪山が織りなす、すばらしい風景に出会った。その傍で拉薩を目指しているのか、ご夫婦と思われるお遍路さんに出会った。何日かけて茶馬古道を歩き続け拉薩に行くのだろうか。
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第79回
チベット文化の宝庫と温泉の街徳格印経院と甘孜県
街の中に白塔公園があり、真っ白い白塔の向こうに卓達拉山が見えた。朝、白塔の周りをやはり時計周りで信者が回っていた。チベット族の一人の女性は五体投地で白塔を回っていた。甘孜にはチベット仏教の著名な寺、施設が多い。
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第78回
海抜5千mの仏教学院十明佛学院と白玉寺
十明佛学院はガ陀寺、正式名はガ陀多吉丹である。名前の由来は、チベット文字の起源と関係があるようだ。四川省甘孜藏族自治州白玉県河坡地区にあるチベット仏教寧瑪巴派の寺院で金剛座十明佛学院とも呼ばれる。十明佛学院には1万冊の蔵書があり、4000人の教師、生徒を擁する総合仏教学院である。言わばチベット仏教の総合大学。800年の歴史があり、これまで10万人の卒業生を輩出している。
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第77回
亞丁から白玉へ措普溝(ツォプコウ)と巴巴(ババ)海
亜丁の山を下りて登山口のシャングリラ鎮で泊まった。ここから国道227号を北に向かい、国道318号が通る理塘に出て、北に向かい、四川省とチベット自治区の境の街、徳格から国道317号を東に向かい成都に戻る。