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美人谷のある藏族の村

四川省

第21回

丹巴藏寨

INDEX

  1. 美人谷のある藏族の村【丹巴藏寨】

急峻な山の上に独特なチベット風の装飾で飾った白い蔵族の家が並ぶ。ところどころに羌(チャン)族が暮らす茶色い建物の羌寨(集落)も見られる。街道では刺繍の布と赤いリボンで頭を飾った女性と行き交う。丹巴には美人谷と呼ぶ場所があり、その名もわかるような気がする。蔵族、羌族の村には高い塔が建っている。塔は見張り台で、烽火台としても使われたそうだ。塔の数で村の大きさもわかるという。
丹巴にはチベット族が集まり暮らす独特なチベット建築の丹巴藏寨(ツァンツァイ)村がある。丹巴藏寨は土塀と望楼を持つ独特の集落様式を古代から千年以上維持して民族の特色を守り続けてきた村である。丹巴藏寨の住居は3階ないし4階建てで母屋の前に廂(シャン)房と呼ぶ一対の棟を配置し、建物の周囲に白、黄、黒などの色を巡らせるのが特色である。そこで暮らす人々は“天人合一”の理想を求め、急峻な崖の上に村をつくった。丹巴藏寨で民族衣装で着飾り赤いスカーフをつけた今の“三絶”(丹巴美女)の若い女性と昔の“三絶”のおばあさんが村の特産品を売っている。今の美人谷と昔の美人谷の競演だった。

旅案内

四川省で最もポピュラーな食べ物は火鍋。人気店では入るのに順番を待つ。火鍋の発祥は1820年頃、船大工が寒さ凌ぎに船上で鍋を食べその美味さに驚き、拡がったという。真中に仕切りのある大きな鍋を使い、一方は辛い出汁、一方は辛くない出汁を入れる。出汁はトウバンジャンや発酵大豆、山椒などを使い、ゴマ油やオイスターソース、魚油、ニンニクなどをつけて中の具を食べる。四川鍋を囲むと“同心、同聚、同享、同楽”、皆が集まり楽しく同じ心になれるという。

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