東北の山巡り五つ目は大松倉山です。と言っても三ツ石山からの続きですが。信州の駒ケ岳から東北へ連続の秋の山の旅。その最終が大松倉山です。
三ツ石山から三ツ石湿原を経て大松倉山に登り網張温泉に下りました。
大松倉山から犬倉山方面に向かう途中の紅葉はただただ感激の連続でした。
行き交う人も誰一人なく、すごい紅葉の世界を独り占め。最後にこんなにすばらしい時間が持てるとは。なんだか夢の中を彷徨っているような感覚で、紅葉のトンネルを歩きました。

東北の山巡り4カ所目は紅葉の三ツ石山です。前日に八幡平からバスで松川温泉に行き1泊しました。乳白色の温泉、その露天風呂は最高でした。翌日、朝早く紅葉の三ツ石山を目指して登りました。途中、一組だけ広島から来た3人のおばさん達（失礼？）が登っていた。聞けば広島から車で東北まで来て、青森の八甲田から東北の山巡りをし、昨日はキャンプ場のテントで寝て、明日は秋田駒ケ岳に登るという。とにかく女性は元気。

東北の山めぐり三カ所目は盛岡からバスで茶臼口まで行き、八幡平までの道を歩きました。登山道を登り始めると後ろに岩手山の華麗な姿が見え、その向こうに盛岡の街が見えている。茶臼岳に登り下を見ると熊沼と言う小さな湖が見えました。訪れる人もなく紅葉の木々に囲まれ神秘的な湖です。八幡平までの道はゆるやかな快適な道でした。

栗駒山への登山を終え、翌日は盛岡経由で秋田県の田沢湖高原に向かいました。
東北の紅葉の山めぐりの三日目は秋田駒ケ岳。しかし朝まで雨、霧が立ち込め午後から天気が回復との予報に期待して八合目駐車場まで行き車の中で待機。3時間ほど待ってようやく霧が切れ一瞬、青空が除き、いまだと思い急いで登り始めました。
途中、紅葉の登山道から見た田沢湖、山頂付近から麓に下る尾根の絨毯を敷き詰めたような紅葉はほれぼれするような美しさでした。時間の経つのを忘れて錦繍の山を瞼に焼き付けました。しかし男女岳と山頂下の阿弥陀池は雲で覆われ、突風のような冷たい風が吹き荒れて、しかたなく引き返しました。そして翌日の朝、再び男女岳に登って、盛岡まで帰りました。二日目も山頂は雲で覆われ何も見えなかったが、下山途中に晴れ間が現れ、すばらしい紅葉に再び出会えました。