2019年春 兵庫県、但馬、竹田城・フジ棚
京都から山陰地方に向かう途中に和田山というJRの駅があります。そのあたりは但馬(たじま)と呼ばれる地域です。その和田山に「天空の城」と呼ばれる竹田城があります。
山の上に石垣だけが残り、九州の大分県にある豊後竹田城とともに城跡が有名です。豊後竹田城は多くの日本人に親しまれてきた「荒城の月」という歌のお城です。その歌詞は「春高楼の花の宴・・」で始まります。城跡に立てばはるか昔のお城での宴がしのばれる、の意ですが、そこに立てば「春高楼の・・」のメロデイーが聞こえてくるようです。
秋、但馬の竹田城のある里はしばしば厚い霧に覆われます。そしてお城の石垣が雲海に浮かんでいるような風景が現れます。竹田城のある山の向かいの山に登れば、まさに雲の上に浮かぶお城を見ることができ、感動に心打たれることでしょう。
竹田城から車で30分ほどのところに見事なフジの花の公園があります。
また竹田城から少し足を伸ばせば、但馬には美味しい皿ソバで有名な出石という城下町があり、出石城があります。