成都市、丹巴県党嶺村

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成都の街で寛窄巷子を訪れ、秘境、党嶺を目指す

清代の建物と現代建築がハーモニーを奏でる寛窄巷子

成都で話題の寛窄巷子(クァンツァイハンヅ、広い路地と狭い路地)を訪ねた。ここは清の時代の古い家屋を改装して現代風に装飾デザインした店舗が競い合い、軒を連ねる面白い路地である。上海の新天地や田子坊よりもっと歴史を感じさせ、デザイン性に優れたドキドキする街である。レストラン、コーヒーショップ、食品店、土産物店など、店の装飾デザインを見ているだけで時間の経つのを忘れてしまう。

寛窄巷子で昼は四川名物の担担麺、夜は有名な眉州東坡で東坡肉(トンポーロ)を食べた。お店の入り口では店の由来になった宋代の文人、東坡こと蘇軾の銅像が出迎えてくれた。
さすがに東坡肉は口の中でとろけるような味で、料理は大衆的な値段だった。スタバの店の入り口の古風な門とスタバのロゴの取り合わせがなんともユニークだった。ウサギの頭の肉を売るお店、京劇風の衣装を着た店の宣伝員、全国から、海外からも多くの人が訪れるのが納得できる。そんな路地だった。

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仙境の湖、党嶺村の葫芦海を訪ねる

成都を後に秘境、党嶺を目指した。昨年は亜丁から塔公草原、雅拉雪山を遠望して丹巴を訪れたが、今回も丹巴を通りチベット族の秘境の村、党嶺の標高4,200mにある仙境の湖、葫芦海を目指した。
成都から高速道路で瀘定に行った。瀘定では国共内戦時に紅軍と国民党軍との激戦の舞台になった瀘定橋を訪れた。
瀘定から両側に山が迫る渓谷沿いの道を行き丹巴を目指す。その道は蔵(チベット)族の村々をつなぐ街道である。急峻な山の上に独特なチベット風の装飾で飾った白い蔵族の家が並ぶ。ところどころに羌族が暮らす茶色い建物の羌寨も見られる。
街道では刺繍の布と赤いリボンで頭を飾った女性と行き交う。丹巴には美人谷と呼ぶ場所があり、その名もわかるような気がする。

蔵族、羌族の村には高い塔が建っている。塔は見張り台で、烽火台としても使われたそうだ。塔の数で村の大きさもわかるという。
四川省には蔵族など少数民族が多く暮らす阿壩(アバ)蔵族羌族自治州、甘孜蔵族自治州、涼山彝(イ)族自治州の三つの自治州があり、丹波は甘孜蔵族自治州に属する。
党嶺で蔵族の民宿で泊まった。宿の主人とおじいさんがやさしく出迎えてくれた。

朝早く葫芦海を目指して山道を登る。
党嶺村から900mの高低差を4時間ほどかけて登り葫芦海に着いた。途中、出会う人もなく葫芦海は静寂の中で青い水を湛えていた。
麓の蔵族の人たちにとって葫芦海は聖湖で、信仰の対象である。
葫芦海は大雪山脈の一つ海抜5,470mの夏羌拉( xi a qiang la)を背景に碧水を湛える秘境、仙境の湖だった。

  • 大渡河大橋、丹巴路の起点
  • 塔と特徴のある白い家

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