四川省・成都賽窄巷子、塔嶺村、葫芦海への登山道、葫芦海の写真 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る6-1

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仙境の村、党嶺から葫芦海に登る6

四川省

第38回-6

葫芦海への登山道4

INDEX

  1. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る【成都 賽窄巷子(サイツァイハンツ)】
  2. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る2【塔嶺村】
  3. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る3【葫芦海への登山道1】
  4. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る4【葫芦海への登山道2】
  5. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る5【葫芦海への登山道3】
  6. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る6【葫芦海への登山道4】
  7. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る7【葫芦海】

西蔵族は人が死ぬと天葬(日本では鳥葬と呼ばれる)する。それは魂が抜けた身体を天に送る儀式だそうだ。また、天葬の他に水葬も行われるという。
そして西蔵族は魚を食べない。主に食べるのは牛や羊である。魚を食べないのはチベット仏教の教えも影響しているのだろうか。あるいは水葬のためなのか。
果たして死者にとり、わが身が風にさらされ、鳥につつかれ消えていくのがいいか、それとも深い水に沈み、魚に食われて消えていくのがいいか。
「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」の詩には「今年花落顔色改 明年花開復誰在 已見松柏摧為薪 更聞桑田変成海」(今年も花が散れば顔も老いて、来年花が咲く時に果たして誰がいるだろうか、松柏がもがれて薪となるのをもう何度も見た、さらに桑畑が湖となってしまうのも常に聞くことである)
そんな詩を思い浮かべると人生は寂しくもなるが、きっと西蔵族にとって死は生と同じ、いや死こそが常の姿で生は仮の姿なのかも知れない。だから天葬や水葬はきっと忌みすることでなく祝うべき新天地への旅立ちの儀式なのかも知れない。そんなことを思うのも秘境、党嶺に我が身を委ねているからなのだろうか。

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旅案内

党嶺の近く、丹邑金龍の大雪山の麓に川西(四川省の西部)秘境の莫斯(モス)カ村がある。“中国古村の最後の浄土”“雪山下桃源”とも言われる海抜4,300mにあるチベット族が住む小村で、自然と生きる村人の素朴で詩的な生活が見られる村である。村の近辺には“土撥鼠”(タルバガン、マーモットの一種)が多く生息する。タルバガンは村人にとって神の動物であり“雪猪子”と呼ばれる神聖な生き物である。モスカに行けば幼い子供たちがタルバガンと遊ぶ姿が見られる。

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