四川省・成都賽窄巷子、塔嶺村、葫芦海への登山道、葫芦海の写真 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る5-1

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仙境の村、党嶺から葫芦海に登る5

四川省

第38回-5

葫芦海への登山道3

INDEX

  1. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る【成都 賽窄巷子(サイツァイハンツ)】
  2. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る2【塔嶺村】
  3. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る3【葫芦海への登山道1】
  4. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る4【葫芦海への登山道2】
  5. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る5【葫芦海への登山道3】
  6. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る6【葫芦海への登山道4】
  7. 仙境の村、党嶺から葫芦海に登る7【葫芦海】

70歳を過ぎてから中国の秘境の旅、西国100カ所ならぬ感動中国100カ所の旅をしようと思い立った。そう思うと無性に時が過ぎて行くのが恨めしく思える。まさに「今年花落顔色改 明年花開復誰在 年年歳歳花相似 歳歳念年年人不同」(今年花が落ちる時には顔も衰え、来年花が咲く時にはもう今のままではない、毎年花は同じように咲くが、人は変わり衰える)。李白の詩にも「棄我去者昨日之日不可留」(自分を棄て去る者は昨日という日にして留めることができない)とある。
来年花が咲くときは今のままではないのになんという思い上がりとも思う。体力が果たして続くのか。しかし歳とともに、足を運ぶ1歩もきっと重みを増してくるに違いない。若い時には考えなかった一歩もそこにあると思う。
李白は月下独酌で「対影成三人」(影も入れると月と自分の3人で酒を飲んでいる)と詠んだ。影と一緒にゆっくり旅をすれば、そこに見える風景にも、若い時には気づかなかった深い味わいもあるだろう。「あと何回、どこまで」などと考えずに行けるところまで行けばいいかな。そして充実の一歩を踏みしめながら塔嶺の山を登る。

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旅案内

日本で山を登っていると最近は走って上り下りをしている人も目立つようになった。中には自転車で登る人もいる。山は一歩一歩を踏みしめながら、山の囁きを聞きながら登るのが大切なのだよ。しかし人それぞれいろんな楽しみ方もあるので、それは年寄りの余計なおせっかいだろうとも思う。歩くのもよし、走るのもよし。自分なりの月下独酌の楽しみを見つければいいとも思う。

四川省・成都賽窄巷子、塔嶺村、葫芦海への登山道、葫芦海周辺の略地図

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