感動中国100 記事一覧
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第71回
茫茫沙漠(果てなき砂漠)タクラマカン砂漠
全く樹木の無い砂ばかりの砂漠を想像していたが、ところどころに細い木が生えていた。地下水を吸収して命を維持し、地上に出ている幹の数十~数百倍の長さの根を砂丘の下に伸ばし地下の水を吸収しているという。厳しい環境に耐えて命をつなぎ、砂丘に美しい影を映している樹木の姿に深い感動を覚える。
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第70回
胡楊林を染めるタリムの夕陽塔里木(タリム)盆地
塔里木(タリム)盆地は新疆南部にある中国最大の内陸盆地である。北の天山山脈とパミール高原から南西に連なるカラコルム山脈、南の崑崙(コンロン)山脈、南東に連なる阿爾金(アルチン)山脈に囲まれた広大な盆地である。南北の最も広いところの距離は520㎞ほど、東西は1400㎞で、面積40万平方キロの盆地である。
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第69回
シルクロードの真珠喀什(カシュガル)
珠海から南新疆に向かった。飛行機は重慶と烏魯木斉(ウルムチ)で乗り換え、南新疆の喀什(カシュガル)空港に着いたのは夜10時を過ぎていた。ウルムチで飛行機の待ち時間を利用し、新しくできた新疆博物館に行った。博物館がある公園には図書館などの建物もあり、中央にユニークなデザインの建物があった。
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第68回
貢嘎崇拝冷嘎措、楽山大仏
貢嘎山鎮を過ぎ冷嘎措(ロンガツォ)の麓に着いた。冷嘎措は麓の村から歩いて山道を2時間ほど登るが夕刻近くになり時間もなく、馬で登ることにした。冷嘎措は海抜4530mにある小さな湖である。措はチベット語で湖を表す。馬で40分ほど登ると正面に貢嘎山が見えてきた。
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第67回
海抜5千mの扎瓦拉峠を越え巴搪、理塘へ扎瓦拉峠・巴塘・理塘
格木村を過ぎると道路はまた登りになり海抜5080mの扎瓦拉峠に着く。周囲は火山岩の扎瓦拉雪山のすごい景観が広がり、その威容に圧倒される。格聶南線は扎瓦拉雪の峰の間を縫うように走り、それまで通ってきた格聶神山とはまた違った趣があり感動が湧く。
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第66回
神山を仰ぎ格聶(グニエ)南綫を行く格聶(グニエ)神山
牧場の向こうにはきっと素晴らしい風景が広がっているのではと思い、兄妹のお父さんと思われる男性に格聶(グニエ)峰が一番すばらしく見えるところに案内してもらえないかと頼んだ。するともう一人、友達を呼んでくれて2台のバイクに乗って来た道を戻り、途中で細い山道に入った。
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第65回
八美の紅葉に魅せられて八美高原
省道303号を丹巴の街から八美に向かうと丹巴の山の間を縫うように道が走っている。その山々が丁度切れるところで西を見ると八美草原が広がってその向こうにまた山々が連なっている。紅葉の山からその先に広がる八美草原の風景、そしてそこの点在している村々、なんともすばらしい景色といつもそこを通るたびに思う。
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第64回
雅拉雪山を守る木雅大寺木雅大寺、塔公草原
村を抜けると大きなお寺があり、その背後に、まるでお寺を抱くように雅拉雪山(雅拉神山)が大きく見えた。或いはお寺が雅拉神山を守っているのだろうか。 塀の上には小さな仏舎利塔が整然と並んでいる。お寺と雅拉雪山の荘厳な風景に感動し、その景色の向こうには真っ青な空が広がっていた。
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第63回
康定情歌の故郷を行く木格措
「木格措」(ムグツォ)は西蔵語で、漢語では“野人海”という。標高3,700mにある周囲7㎞の湖である。船に乗って対岸の紅海草原に渡った。左手には康定情歌から名前がつけられたのだろうか、小高い丘の溜溜山が見える。湖の水は紅海草原の背後に聳える女媧山の融雪水という。女媧山には雪が積もり、落葉した木々とまだ紅葉を保っている黄色い森、草原の紅い木々、絵のような美しい感動の風景がそこにあった。